このページは、AGLのデモソフトウェアを手元で動かしてみたい人を対象に、何の予備知識もないところからRaspberry PI4で動かすまでの手順を説明します。
目標
AGLデモIVIのなかから、ユーザインターフェイスのフレームワークにQt5を採用したデモを、Raspberry PIで動かします。
ゴールは、SDカードに書き込んだRaspberry PI4用のAGL Qt5 IVIデモソフトを起動し、タッチパネル操作でダッシュボードアプリを起動できることとします。
AGL Qt5 IVI デモを起動したときの見た目
環境準備
動かしてみるために必須の物品の一覧と、推奨分ピンの一覧です。すでに持っているものを新しく購入する必要はありませんし、すでにRaspberry PI 4で使ったことがあるものは、基本そのまま使えます。
必須アイテム
No | 品目 | 数 | 購入先の例(*はメンバーが使用したことがあるもの) |
---|---|---|---|
1 | Raspberry PI 4(2G or 4G or 8G) | 1 | *https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-14839/ |
2 | Raspberry PI 4用 ACアダプタ | 1 | *https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-16293/ |
3 | タッチディスプレイ (フルHD) | 1 | *https://amzn.asia/d/7URb6r8 https://amzn.asia/d/djuWhvQ |
4 | ディスプレイケーブル(マイクロHDMI オス-HDMIメス) | 1 | https://amzn.asia/d/ehcPkht https://amzn.asia/d/8S1vKSk |
5 | マイクロSDカード | 1 |
注. Touch DisplayとRaspberry PI 4の接続には最低でもHDMIの接続と、タッチ通信のためのUSBの接続が必要です。他に、ディスプレイには別途給電する必要があります。ディスプレイ購入時には、付属ケーブルを確認して足らないものがあれば用意してください。
推奨アイテム
No | 品目 | 数 | 購入先の例(*はメンバーが使用したことがあるもの) | 用途 |
---|---|---|---|---|
1 | Raspberry PI 4用ヒートシンク | 1 | *https://amzn.asia/d/0OhrB2t | Raspberry PI 4は動作中かなり発熱するため、ヒートシンクで放熱したほうが安定します |
2 | USB SDカードリーダ | 1 | *https://amzn.asia/d/5kLiYNp | Raspberry PI 4で使うSDカードにデータを書き込むために使用します。PCにマイクロSDスロットがすでに搭載されている場合など、すでにマイクロSDカードに書き込む手段があれば不要です。 |
3 | USB UART アダプタ | 1 | https://amzn.asia/d/fpCCAZU | うまく動かないときにシリアルコンソールを使うために使用します。 |